ダスキンの駆除を紹介します。
ダスキンの駆除の基本はレスケミカル(省薬施工)と衛生管理(定期管理)です。
つまり、できるだけ薬剤を使わない「人と環境にやさしい」処理方法で、駆除と防除を目的としています。
主に使う薬剤はベイト剤(毒エサ)です。
ベイト剤もできるだけ少量で駆除することを目指しています。
(ケチっているのではありません。レスケミカルです。)
ですからGの生態を考慮して的確に設置していきます。
「的確さ」がないと全く駆除できません。
ここがポイントです。
以前、駆除が入っているのに全然減らない現場に行きましたが、
液剤を大量に撒いているだけで、Gの「隠れ家」に当たっていませんでした。
(液剤処理できない場所でしたが・・・手段も調査も間違っていました。)
ほとんどの現場は、ベイト剤とトラップで防除できています。
Gが大量に発生している場合は、まずバキュームで吸い取ってしまいます。
(このバキュームのフィルターが高性能で超微粒子の粉じんを吸収してくれます。)
侵入経路を遮断する場合に液剤で防衛ラインを作ります。
あと、殺虫剤はGを追い出す時に使うくらいです。
(殺虫剤はベイト剤と相性が悪いのとレスケミカルではないので)
バキュームとベイト剤では処理ができないと判断した場合に液剤処理をします。
これは滅多にありません。お客様が要望された場合か、相当大きな厨房で「隠れ家」が
多数あって限定しずらい場合に液剤で絶対数を減らしに行きます。
空間洗浄(バルサンの強力なやつ)もありますが、本当に特殊なケースです。
ですから、Gの生態を把握し、「隠れ家」の近くに的確にベイト剤を設置できれば
ほとんどのGは撃退することができます。
ただ、Gが出すフェロモンは1年くらい効果が残りますので、いなくなったとしても
油断はできません。一度住み着いた場所には、また戻ってくる可能性が高いです。
だから、定期管理が必要となります。
企業秘密を若干はみ出しちゃいましたが、以上です。
ゴキブリの豆知識
・Gの「隠れ家」は独特のにおいがします。
・Gは飛びますが、飛行能力は低く、ムササビみたいに滑空する感じです。
・Gの速さは時速320キロ?だそうです。
・卵鞘(卵)には薬剤は効きません。
・0℃~38℃で生息します。(冷蔵庫は生息域です)
・目は非常に悪く、明暗くらいしか認識していません。
(後ろから追いかけても同じです)
・そのかわり、触角と尾毛が優秀で臭さも感じます。